北海道札幌市のDCコンサルタント後藤義幸さんの事例です

ご相談者との関係

選択制DCを企業へ導入する中から派生した案件です。

2019年の3月ごろに選択制DC導入を進めていた社長から紹介を受けた企業の役員さん。

(紹介していただいた企業の社長さんにはすでに個人の変額保険やNISA口座開設のお手伝いをしています)

役員さんご本人は社員説明会に2回ご出席いただき、2019年10月から選択制DCに拠出開始。

その後、今年の1月に外国株式インデックスが追加採用されたため、配分変更とスイッチングを案内しており、投信の積立投資については一定の知識がありました。

加入者ご本人 36歳
奥様 33歳
長女 5歳
3月第2子出産予定のご家族

第1回目ご相談


2021年1月

その配分変更案内の際、奥様が積立投資に興味を持っており説明して欲しいとのことで、ご自宅に訪問。

奥様に投資信託と長期分散積立投資のメリットをお伝えしました。
面談の中で現在学資資金準備のためにと、奥様の姉(金融機関勤務)から加入している低解約返戻金型終身の可否について質問を受けました。

確認したところ18年払済であと12年の支払期間が残っているが、支払期間終了後の返戻率が100%を少し超える程度であること、また、もし今解約すると解約返戻金は減額されることを説明しました。

その上で投信の積立投資ができる変額保険があることを紹介したところ、非常に興味を持っていただいたので、次回は投資についてもう少し詳しい説明をすることにして約1時間半で1回目の面談を終了。

第2回目ご相談

2021年2月

1回目は直接訪問でしたが、今回はオンラインZOOMでの面談です。

ライフスケッチ

奥様とのご相談内容
ホワイトボードに「ライフスケッチ」を描きながら

ホワイトボードに絵を描きながらライフスケッチを作成していきます。
まず、ねんきん定期便で将来の年金額を計算していただきました。

奥様  遠慮がちに「少な!」(笑)

足りないお金を貯めていくために「投資は何のため?」のプレゼン資料をご覧いただきながら投資の目的を確認いただきました。

投資は「資産寿命を伸ばして人生を豊かにするため」

資産寿命を伸ばす方法は、シミュレーションを見ながら取崩し運用を解説させていただきました。

運用するのとしないのでは「資産寿命」に大きな差が出ることをお判りいただけたと思います。

「年金で足りないとしたら、どれくらいあればいいと思いますか?」

毎月30万円使いたいとの声。


奥様「よくばりすぎますか?」(笑)

「いえいえ、楽しい老後生活できそうですよね。」

じゃあ取崩しの元本がいくら必要かとシミュレーションしていく中で、おばあちゃんが93歳でお元気とのこと。


奥様「自分の寿命も長いかも。」

その可能性高いですよね。

65歳時点で8000万円あれば毎月30万円の取崩しでも100歳になっても資金寿命が尽きないことが分かりました。

奥様「こんなにたまるのかなあ?」


奥様「3%の取崩し運用って可能なのかなあ?」

と思わず声が漏れましたね。

「設定の利回りの妥当性については後ほどご案内しますね。まずは8000万円を65歳までに貯めるには、毎月いくら貯めればいいのかをシミュレーションしてみましょう。」

ということで、積立投資シミュレーションを一緒に見ながら、6~7%運用であれば毎月8万円前後で29年後に8000万円となることを確認しました。

ここで、WEBサイトで過去の実績を一緒に確認しながら、利回りの設定についての説明

奥様「3~7%位なら普通なんだ」

奥様「65歳までにいろいろ勉強したら役に立ちそう」

そんな感想をいただきました。

この後、株式と債券の違いと使う順番が大切なことを理解いただいき、ホワイトボードのライフスケッチの続きへ。

積立投資の話に戻り、すでにご主人が会社で積立てているDCを計算。

36歳から65歳まで4.5万円を7%運用で5000万円になることを確認しました。

DCは途中で積立額の変更ができますので

「余裕のある時はなるべく多く拠出、苦しいときは減額も可ですよ。」

「あとの3000万円は変額保険とNISAを組合せて行きましょう。」

6.5%運用だと毎月3万円で3000万円に到達。

「いかがですか?」

奥様「子供の学資も準備しなきゃならないから。でも3万円なら何とかなりそう。」

とのこと。

「そうですね。学資対策には変額保険を利用しましょう。老後の積立はDCをベースにして変額保険と積立金額変更の自由度が高いつみたてNISAの組合せでやっていきましょう。」

「なので、この次は変額保険の内容のご説明と、積立NISAの商品選びをご案内しますね。」

奥様「はい、とても分かりやすかったです。有難うございました。」

と喜んでいただきました。

◆ 後藤 義幸さんのプロフィールはこちら ◆