MEMBER INTERVIEW
自ら動いて
切り拓いた企業型DC。
ともに広げる安心の輪
DCコンサルタント協会代表理事
後藤 義幸 さん
活動エリア:北海道中心
専門分野:生損保を通しての企業リスクマネージメント
得意分野:建設業界における事業賠償、業務災害保険
MEMBER INTERVIEW
DCコンサルタント協会代表理事
後藤 義幸 さん
活動エリア:北海道中心
専門分野:生損保を通しての企業リスクマネージメント
得意分野:建設業界における事業賠償、業務災害保険
私は1999年にAIUの損害保険代理店でキャリアをスタートし、5年間勤務した後に独立して自らの代理店を立ち上げました。
ところが当時は規制緩和が進み、個人で小規模代理店を続けるには厳しい時代悩みながらもAIU出身の仲間と協力し、共同運営の形にたどり着きました。
それでも「保険だけで会社を続けられるのか」という不安は拭えず、役員同士で何度も話し合う日々。私自身も、収益の柱をどう増やすかを模索し続けていました。
そんな時に出会ったのが「積立投資」という考え方でした。
2004年に出会った本で「積立投資」に魅力を感じ、変額保険の取り扱いを始めました。
そして2018年、ある研修で「選択制DC」という仕組みを知り、強い衝撃を受けました。
「これは必ず顧客の役に立つ」と直感し、研修でゲスト講師をしていた至田勝紀さんにすぐにアポイントを取り、DCについて詳しく教えていただきました。その中で、DCコンサルタント養成研修を勧められ、すぐに横浜での研修に参加することにしたのです。
制度の規定などすぐに理解できない部分もありましたが、知れば知るほど従業員の将来のためになる良い仕組みだと確信しました。
この研修前に社長数人へ「学んできたら提案します」と伝えていたので、研修後は自社での導入を皮切りに、研修前にお話ししていた企業へ提案し、徐々に広がっていきました。
制度導入の場では、当初うまくいかないこともありました。ある企業の説明会では、12名中2名しか加入せず、原因は「情報を盛り込みすぎて伝わらなかった」ことでした。
自分の反省と協会からの助言を受け、要点を2つに絞って話すようにしました。
1つ目は、選択制DCの仕組みです。
特に給料から掛金を出すことで得られる税や社会保険のメリット・デメリットを伝えます。
2つ目は、長期・分散・積立投資の可能性です。
若い人ほど資産が大きく増えるシミュレーションを見せると、驚きやワクワクが生まれます。
実際、この制度導入をきっかけに積立投資を始めた40代の女性事務員さんは、「自分の老後はDC無しには考えられない」と話し、投資に対する見方が大きく変わってきていると、印象に強く残っています。
大事なのは説明会を勉強の場にしないこと。雑談を交え、楽しみながら伝えることで、制度が自分ごととして浸透していくのです。
DCビジネスを通じて、投資未経験だった方が株式型投資信託を始めたり、老後への不安を前向きに捉えられるようになってきました。
従業員の方々のそんな変化に触れるたびに、この仕事の大きなやりがいを実感しています。
私の目標は「なるべく多くの方にDCを知るきっかけを届ける」こと。
まだ企業型DCを導入していない企業や、企業型DCの存在すら知らない従業員の方が大勢います。だからこそ、一人で取り組むのではなく、全国に仲間を増やし、それぞれの地域でDCを伝えていける仕組みを広げていくことが大切です。
DCコンサルタント協会には、そのための教育体制や仲間同士の支え合いがあります。
私たちと一緒に、一人でも多くの方に安心できる未来を届ける仕事を始めてみませんか。